スマートウオッチの縁なぞって文字入力。山梨大が開発、英数字など40種対応

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 山梨大学大学院の植野圭一大学院生と郷健太郎教授、木下雄一朗准教授らは、スマートウオッチに文字入力するためのパターン識別技術を開発した。円形の時計の縁をなぞる軌跡のパターンで、アルファベットや数字など40種の文字を判別して入力する(イメージ)。腕時計型端末はタッチパネル画面の面積が小さく文章入力が難しかった。

 腕時計型端末は画面操作でテキストを打ち込めず、音声入力が中心。だが音声入力は周囲の騒音などに左右され、認識精度は高くない。このため長めの文章を入力することが難しい。そこで時計の縁をなぞるパターンで文字を識別する技術を開発した。

 時計の円周を12分割し、なぞった始点と終点、折り返し点を検出して、入力したい文字を推定する。一致率は92%。縁をなぞって文字を描く軌跡全体を記録して文字を判定する方法よりも、始点などに検出点を絞ることで、高速処理できる。

 時計のタッチパネルや接触検知用の外枠を入力に利用可能。腕時計型端末で着信通知を受けて、メールを返信するためにスマートフォンを取り出すような二度手間を減らせる。

日刊工業新聞2016年11月9日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

ダイヤル式の黒電話を思い出しました。筆記体を描くようなイメージなのでしょうか。

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