商用車のテレマティクスとIoTの高い親和性

双日がインドネシアのベンチャーに出資

  • 1
  • 3
故障予防サービスを導入したいすゞの大型トラック
 双日は31日、インドネシアでIoT(モノのインターネット)事業に参入すると発表した。現地ベンチャーのデジタル・インスティンクツ・テクノロジ(DIT、ジャカルタ)と資本提携し、自動車の運行管理に関するビッグデータ分析技術を使った物流改善や業務効率化サービスを提供する。今後5年間で40万台の車両にサービスを提供し、売上高数十億円を目指す。

 今回の提携に伴い、双日がDITに出資した。出資額は数億円と見られる。

 DITは、測定機器を装着した車両の位置・運転情報を全地球測位システム(GPS)と連動して収集し、各車両の運行状況を顧客に随時知らせるサービスを提供している。

 双日は今後、DITが収集したデータを分析し、経営改善や安全性向上に活用できるデータとして提供する。またインドネシア以外のアジア地域にも展開する。

日刊工業新聞2016年11月1日

COMMENT

八子知礼
INDUSTRIAL-X
代表

商用車のテレマティクス(遠隔車両管理)はIoTビジネスの中では最も取り組みやすくその効果もわかりやすい領域。インドネシアのような交通渋滞が極めてひどい国などでは、車両管理のニーズも多いことが推察できる。双日にとっては取得できた現地側での車両稼働データも販売対象であり、急成長国にIoTビジネス進出してそこからデータビジネス展開するといった取り組みの試金石になるかが期待されるだろう。

関連する記事はこちら

特集