フリーダイヤルは「走れ!山中伸弥」

iPS細胞の研究寄付へマラソンに参加

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マラソンの練習をする山中さん(14年9月)
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究基金への寄付を募る一環で、マラソンに参加する京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長。「多い時で1回に1000万円ほど集まる」と感謝する。

 一方で「研究所の教職員の安定雇用や研究環境の改善などのために、最低でも年5億円は必要。マラソンを50回走らなければならない」と悩ましげ。

 「とても体が持たないと基金の担当者に泣きついたところ、フリーダイヤル(0120・80・8748)を開設してくれた」とか。番号の覚え方は「走れ!山中伸弥」と笑顔でPR。

日刊工業新聞2016年10月27日



国立大学の教授はさらに“研究貧乏”に


 国立大学が国から受け取る運営費交付金など「基盤的経費」から、大学の研究者に配分する「個人研究費」が減少傾向にあることが文部科学省の調査で分かった。研究者の4割が「10年前より減った」、2割が「半減以下」と回答した。年間金額は6割が「50万円未満」と少額の状態。公募事業など「競争的資金」を獲得しないと、多くの研究者は十分な研究ができない現状が浮き彫りとなった。

 近年、基盤的経費が抑えられ、研究者全体を支える個人研究費の削減が問題になっていたが、実態は不明だった。文科省は7月、科学研究費助成事業(科研費)の採択上位200大学から抽出した各50人にアンケートを実施。回答率36%に相当する3646人(国立大4割、公立大1割、私立大5割弱)を分析した。

 その結果、年間金額が「50万円未満」と答えたのは非実験系で8割弱、研究費がかかる実験系でも5割に上った。分野を問わず全体の8割は「100万円未満」で、教授でも助教など若手でも同様の傾向だった。

 国立大の厳しさも顕著だ。年間「30万円未満」は国立大の研究者の4割で、公立・私立大の各3割より高い。10年前との比較で「減っている」としたのは私立大は3割だったのに対し、国立大は6割だった。

 国立大は運営費交付金削減の影響が指摘されていたが、「これほど少額とは衝撃的」(国立大教授)との見方が出ている。調査結果は、基盤的経費と競争的資金のあり方に関する議論で重要なデータとなりそうだ。

日刊工業新聞2016年8月25日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

もともとラガーマンの山中教授。先日亡くなられたミスターラグビー、平尾誠二さんの思いなどいろいろ気持ちを抱いて快走してください。

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