動画で見よう!日本の若者、最高峰のモノづくり技術

技能五輪全国大会(山形)、総力取材

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自動車板金
 「第54回技能五輪全国大会」の競技が22日、山形県内14の会場でスタートした。山形県での大会開催は初で、2011年の東日本大震災以降の東北での開催も初めてとなった。各会場には地元を中心とした中高生も多く来場。観衆にモノづくりの素晴らしさを伝えるべく、そして大会会長の吉村美栄子山形県知事の「山形での経験が未来のモノづくりの原動力になることを期待する」とのエールに応えるように、参加した全国46都道府県の原則23歳以下の若手技能者らは、日ごろ磨き上げた技術を存分に発揮した。競技23日にも開かれるが、ここでは22日に繰り広げられた競技の模様を紹介する。

自動車板金


 平らな鋼板をハンマーで叩き、曲げ、溶接して、約7時間で模型サイズの車の外観を作る。時間との戦いでもあるため、会場にはカンカンカンと激しくハンマーで打つ音が響く。人の手で、複雑な形ができていく様子が面白い。


電工


 家庭やビルに電気を供給するために必要な、金属管工事やケーブル工事、ダクト工事など電気工事の腕前を競う。今回は山形県の鳥「おしどり」の形を、配管や電球の点灯で表現した。制限時間と難易度が厳しくなり、白熱した戦いとなった。


抜き型


 「抜き型」は、金属の薄板を打ち抜いて、機械部品を制作するプレス金型を作る技術を競う。型に求められる精度は1000分の1ミリメートルレベル。フライス盤で加工する技術と、ヤスリを扱って仕上げる技術の双方が不可欠だ。

 今年の競技課題は、前回より機械加工時間が短くなった上、作る型の形状がより複雑化。「選手の技術の熟練度で結果に差がつきやすくなった」(競技主査)


精密機器組み立て


「精密機器組み立て」は、異素材の金属を機械加工とヤスリによる手作業での加工を駆使して部品にして組み上げ、2方向に動く構造物をつくるもの。

 競技当日に、課題の一部に変更が加えられるため、その点を考慮して目的物が作れるかどうかが勝敗の鍵となる。


情報ネットワーク施工


 情報通信の配線やネットワーク構築の技術力を競う。課題は事前公開の内容から30%変更されるため、高い対応力が求められる。日本代表は国際大会で6連覇中。世界トップクラスの選手が集まる国内大会から、世界で勝てる選手を送り出す。


工場電気設備


 生産設備で使用される制御盤の組み立てや、装置を作動させるシステムの構築、検査の腕を競う競技。①配電盤・制御盤課題(ミキシング制御盤)、②PLC(プログラミング)課題、③異常診断の3種目で行う。

日刊工業新聞電子版2016年10月22日

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明豊
デジタルメディア局
局長

日刊工業新聞は毎年、技能五輪の全国大会、世界大会を継続的に取材しその意義を発信し続けています。動画でより生で見る感覚を!

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