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2018年3月から運行する新型ロマンスカーばどんな車両?

「観光客とともに、通勤客の需要にも応えていきたい」(小田急社長)
 小田急電鉄は、新型の特急ロマンスカー「70000形」の営業運転を2018年3月から始めると発表した。箱根までの観光輸送を主体に、通勤需要にも応える。日本車両製造が製造し、約40億円で2編成計14両を製造する。車両は17年11月に完成予定。同日の会見で小田急電鉄の山木利満社長は「箱根に続く時間を優雅に走るのが開発コンセプト。観光客とともに、通勤客の需要にも応えていきたい」とした。

 外観は赤色で、深紅とオレンジのバラ色を使い分ける。1編成は7両固定で定員は400人、車両は1両20メートルのボギー車。前後2両は展望席を16席設置した展望車両とする。車両側面の窓は高さ1メートルでVSEやMSEよりも30センチメートル高くした。荷棚を置かず、大きな空間とダイナミックな眺望を楽しめる。

 4号車を除く各車両の出入り口付近に大型スーツケースの収納スペースを設け、座席下には国内線機内持ち込みサイズの荷物を収納可能。訪日外国人旅行者にも対応する。

特急ロマンスカー・EXE(30000形)のリニューアルも発表した。17年3月から「EXEα(エクセ アルファ)」として営業運転する。

日刊工業新聞2016年10月21日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
ここ何年もロマンスカーに乗っていなが、通勤と観光、意外と両立は難しい。小田急はブランディング、アイコンとしてもっともっと活用すればと思う。

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