川重が中国でスカラロボット生産へ。急速な自動化シフトへ対応
電気電子業界向け、年内めどに初年度1000台規模
川崎重工業は年内をめどに中国で人と共存する双腕型水平多関節(スカラ)ロボット「デュアロ」の生産を始める。重慶市に設けるシステム構築(SI)拠点を活用。初年度1000台の生産能力を持たせ、現地顧客へ即納できるようにする。安全柵なしで稼働できるデュアロを、人件費高騰に直面する中国の電気電子業界などに売り込む。
51%を出資する中国企業との合弁会社「川崎(重慶)機器人工程」でデュアロを現地生産化する。年末完成予定で延べ床面積約6600平方メートルのSI工場に川重が数億円を追加投資し、ロボット本体も生産することを決めた。最大で年5000台まで増産可能だ。
ロボット本体を作る中国工場は、2015年に稼働開始した江蘇省蘇州市の拠点に次ぎ2カ所目。蘇州では自動車産業用の溶接ロボなどを生産する一方、重慶ではデュアロに特化する予定。重慶周辺にパソコン工場が集積するなど、デュアロの主要ターゲットである電気電子関連の需要が見込めるため、2工場目の設置に踏み切る。
現在、川重はデュアロの全量を明石工場(兵庫県明石市)で作っており、16年度の生産計画は計2500台程度。
51%を出資する中国企業との合弁会社「川崎(重慶)機器人工程」でデュアロを現地生産化する。年末完成予定で延べ床面積約6600平方メートルのSI工場に川重が数億円を追加投資し、ロボット本体も生産することを決めた。最大で年5000台まで増産可能だ。
ロボット本体を作る中国工場は、2015年に稼働開始した江蘇省蘇州市の拠点に次ぎ2カ所目。蘇州では自動車産業用の溶接ロボなどを生産する一方、重慶ではデュアロに特化する予定。重慶周辺にパソコン工場が集積するなど、デュアロの主要ターゲットである電気電子関連の需要が見込めるため、2工場目の設置に踏み切る。
現在、川重はデュアロの全量を明石工場(兵庫県明石市)で作っており、16年度の生産計画は計2500台程度。
日刊工業新聞2016年10月13日