ファンドによる「さが美」買収合戦の結末は
「十分な信頼関係が築けていない」 (ユニー・ファミマHD) アスパラントに売却
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は11日、投資ファンドのアスパラントグループ(東京都港区)のTOB(株式公開買い付け)に応じ、子会社のさが美の全保有株式を売却したと発表した。さが美については、投資ファンドのニューホライズンキャピタル(同)がアスパラントの買い付け価格1株56円を上回る同90円を提示していた。
同日会見した佐古則男ユニー・ファミマHD副社長は「ニューホライズンはTOBをする見込みがなく、さが美との間で、十分な信頼関係が築けていない」とし、「これで決着した」と話した。
ユニー・ファミリーマートの発表を受けて会見を開いた安東泰志ニューホライズン会長兼社長は「ユニー・ファミマHDやさが美に話し合いを申し入れたが、応じなかった。(会社法や民法が定める)善管注意義務に反するのではないか」と不快感を示した。一方で「申し入れても受けてもらえないなら仕方ない」とし、現時点で法的措置や敵対的TOBは考えていないとした。
同日会見した佐古則男ユニー・ファミマHD副社長は「ニューホライズンはTOBをする見込みがなく、さが美との間で、十分な信頼関係が築けていない」とし、「これで決着した」と話した。
ユニー・ファミリーマートの発表を受けて会見を開いた安東泰志ニューホライズン会長兼社長は「ユニー・ファミマHDやさが美に話し合いを申し入れたが、応じなかった。(会社法や民法が定める)善管注意義務に反するのではないか」と不快感を示した。一方で「申し入れても受けてもらえないなら仕方ない」とし、現時点で法的措置や敵対的TOBは考えていないとした。
日刊工業新聞2016年10月12日