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見守ってほしい、プライバシーも守りたい…富士通、プライバシー配慮型“見守り住宅”

自治体・住宅事業者向けに提案
 富士通は自治体や住宅事業者に対し、プライバシーに配慮しながら安心・安全に暮らせる居住空間作りを支援する「ユビキタスウェア 居住者の見守りソリューション」を11月下旬に発売する。IoT(モノのインターネット)を活用して居住者の生活の様子を24時間見守り安心して暮らせる住まい作りや高齢者ケアをサポート。価格は個別見積もり。

 独自の「センサーアルゴリズム」を活用し、居住者宅内の生活音の有無や人の動きなどの情報から居住者の状況を把握。安心・安全な生活を支援する多様なサービスを提供する。


(富士通リリースより引用)

 カメラ撮影や会話の録音を行わずに生活音などの音を中心に生活の様子を分析するため、プライバシーに配慮した見守りが可能。異常が疑われる場合には、看護師が24時間365日常駐する富士通グループのコールセンターに通知され、必要に応じて家族への連絡や居住者宅への駆け付けなどを行う。居住者宅の状況を把握する機器「リモートケアベース」は配線工事が不要。新築・既築を問わず簡単に導入できる。
日刊工業新聞2016年10月12日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
IoTで家庭のいろいろなものが繋がると、便利なのとともにプライバシーの問題も心配になってきます。特に「見守り」とプライバシーのバランスは難しいです。

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