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クライマックスシリーズ優勝に向け発進!カープ仕様のシートカバー無償提供

 フクシン(千葉県市川市、金沢剛純社長、047・357・7261)は、NISIKIタクシー(広島市西区)にプロ野球の広島東洋カープ応援仕様のオリジナルシートカバー(写真)を無償提供した。全面カープレッドで球団のロゴやキャラクターをプリント。プロ野球のクライマックスシリーズに合わせ広島市内にお目見えする予定。カープファンの盛り上がりを後押ししそうだ。

 オリジナルカバーは、NISIKIタクシーのカープ応援タクシー「RedSoul」に付ける。外観のラッピングと統一感のある車内の雰囲気を演出する。フクシンの金沢社長がカープファンで、RedSoulを知ったことがきっかけで、オリジナルカバー提供が実現した。

 同カバーは小ロットでも生地を着色、デザインできる昇華プリント技術を応用。短期間で自由度の高いデザインシートが作製できる。タクシー業界では商品やサービスのPRを目的に外観をデザインしたラッピング車両の運行が増えている。これに併せてシートカバーもデザインするなど、フクシンでは今回の提供を機に、シートカバーによる広告宣伝など新しいビジネスを開拓する方針だ。
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武田則秋
武田則秋 Takeda Noriaki 編集局第一産業部
フクシンは明治44年に布団商として創業した100年以上の歴史を持つ企業。しかし、現在はタクシーのシートカバーリースが売上高の3割弱を占める主力事業になっており、時代の変化に合わせた改革を進めてきた。 今回のオリジナルシートカバーも、白色が一般的なタクシーのシートカバーをカラフルにという発想の転換、またそれを実現する新しい技術の導入で実現できた。こうした常に革新を求める企業の遺伝子と、金沢社長のカープ愛により、真っ赤なシートカバーは生まれたといえそうだ。                          

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