トヨタはプライドを捨てダイハツ主導のプラットフォームで勝負できるか
小型車のバーチャルカンパニーを来年設置。本命市場はインドと日本か
トヨタ自動車は4日、トヨタブランドの新興国向け小型車事業を担当する社内カンパニーを、ダイハツ工業と両社で2017年1月をめどに設置すると発表した。いわゆるバーチャル(仮想)カンパニーで、小型車づくりを得意とするダイハツが主導する形をとり、車両企画から生産準備までを担う。トヨタは小型車事業をダイハツに一任することを柱に8月にダイハツを完全子会社化。具体的な協業形態を詰めてきた。
同日、記者団の取材に応じたトヨタの寺師茂樹副社長は「(新興国担当の)第2トヨタとダイハツとの合弁会社をつくるイメージ」と説明。ダイハツの三井正則社長は「互いの強みで弱みをカバーする」と狙いを語った。
新カンパニーの名称や本拠地は未定。規模は車両台数でいえば「100万台規模にはなる」(寺師副社長)と語った。新カンパニーのダイハツが手がける「Aセグメント」だけでなく、トヨタも手がけている「Bセグメント」全体も対象車種とする。
具体的な協業では、まずはインドネシアやマレーシアといった両社が強みを持つ国で、ダイハツの既存車種をトヨタブランドで販売しラインアップを拡充する。その後、新興国でのエリアを広げる。
一方、国内での軽自動車を含むダイハツ車についてはダイハツが「(新設計思想)『DNGA』を進めダイハツブランドを確立させる」(三井社長)。DNGAは「企画から開発フェーズに移ったところ」(同)という。
同日、記者団の取材に応じたトヨタの寺師茂樹副社長は「(新興国担当の)第2トヨタとダイハツとの合弁会社をつくるイメージ」と説明。ダイハツの三井正則社長は「互いの強みで弱みをカバーする」と狙いを語った。
新カンパニーの名称や本拠地は未定。規模は車両台数でいえば「100万台規模にはなる」(寺師副社長)と語った。新カンパニーのダイハツが手がける「Aセグメント」だけでなく、トヨタも手がけている「Bセグメント」全体も対象車種とする。
具体的な協業では、まずはインドネシアやマレーシアといった両社が強みを持つ国で、ダイハツの既存車種をトヨタブランドで販売しラインアップを拡充する。その後、新興国でのエリアを広げる。
一方、国内での軽自動車を含むダイハツ車についてはダイハツが「(新設計思想)『DNGA』を進めダイハツブランドを確立させる」(三井社長)。DNGAは「企画から開発フェーズに移ったところ」(同)という。
日刊工業新聞2016年10月5日