鏡の前に立つだけで血行状態を表示。自動車の運転ミス防止に活用も

東北大が装置開発。ヘモグロビンが光を吸収する特性を利用

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顔の上半分と下半分をモザイク状に分割して血行状態を表示(東北大提供)
 東北大学サイバーサイエンスセンター先端情報技術研究部の吉澤誠教授らは、鏡の前に立つだけで自分の顔や体の血行状態が表示される装置を開発した。血液中のヘモグロビンが緑色の光を吸収する特性を利用した。鏡型の表示装置にビデオカメラとコンピューターを内蔵し、身体映像を撮影。映像を解析して、心臓からの血液の流れで生じる皮膚のわずかな色の変化を強調して表示する。

 毎日使う洗面所や浴室に鏡型の表示装置を設置し、自分の体の血行状態を確認するなどの用途を見込む。カメラを利用者の後方に設置すれば、背中や肩の血行状態も観察可能。肩こりで血行が悪い場所などを視覚的に把握できる。

 自動車用のドライブレコーダーに運転手の顔を撮影するカメラを設置することも想定。吉澤教授は、「事故が起きる直前の顔の映像から血行状態を解析することで、事故の原因が体の異変によるものなのか、運転ミスなのかを見極められるようになる」と話している。

日刊工業新聞2016年10月4日

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明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

写真はなかなかインパクトありますが、これは自動車など以外にも活用の可能性はありそう。

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