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エアバス、重工3社と研究開発継続。光ファイバーで機体の歪み検知

エアバス、重工3社と研究開発継続。光ファイバーで機体の歪み検知

日本の重工3社などと研究開発を継続するエアバス

 エアバスはこのほど、機体の複合材構造構造健全性診断技術(SHM)開発で、日本企業との共同研究開発を継続することで合意した。2年間延長し、2018年まで継続する。

 エアバスが日本企業らと構成する共同研究パートナーシップ「JASTAC」には、三菱重工業川崎重工業、富士重工業の重工3社らが加盟するRIMCOF技術研究組合と、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が参画。SHMは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の損傷を確認し、健全性を評価する技術で、胴体や主翼に設置した光ファイバーがセンサーとなり、肉眼では確認できない歪みや剥離を検知する。

 実用化されると、飛行中でも構造体に発生した欠陥や異常変形などを検知できるようになり、運航率の向上や航空機の整備簡素化、軽量化にもつながる。JASTACでは重工3社のSHM技術を基に、光ファイバー技術を開発する。

 JASTACは2006年7月に発足した。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
エアバスが日本の重工各社などと進めている、機体の歪みを検知するシステムの研究開発を継続。

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