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客がテーブルで樽生ビール注ぐ!アサヒビール、小型樽生サーバー展開

テーブルに置けるサイズ。来月からテスト
 アサヒビールは26日、来店客が自分で樽(たる)生ビールを注げる器具「パーティーサーバー=写真」を開発、10月から北海道・首都圏・近畿圏の飲食店でテスト展開を始めると発表した。2017年以降の全国展開に向け、16年内に飲食店100店への導入を目指す。

 パーティーサーバーは従来のピッチャーに比べ、味や泡立ちなどが大幅に向上、テーブルで注ぐ楽しさが味わえる。同サーバーを導入する店側は楽しみ方の提案に加え、店員の労力低減など店舗運営の効率化につながるとしている。

 同サーバーは密閉容器内を加圧し、“業務用品質”の樽生ビールを注ぎ出す電池駆動のエアポンプにより、テーブルに置けるコンパクトサイズを実現。クリーミーな泡を付ける独自機構も採用。容量は約2・8リットルで、5、6人のグループ客を主な対象に、ジョッキやグラスと一緒に提供する。皆で飲む“楽しみ消費”で、ビール需要拡大を狙う。
日刊工業新聞2016年9月27日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
大勢の飲み会でよくある、「プラスチックのピッチャーで注ぐスタイル」がビールの飲み方の中で一番嫌いなんですが、ピッチャーが置かれる代わりにサーバーが置かれるようになればとても嬉しいです。

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