MRJ「4」も初飛行に成功!「5」はローンチカスタマーのANA塗装で来年に
三菱航空機が開発を進めている国産ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験4号機が9月25日、初飛行に成功した。午前11時4分すぎに県営名古屋空港(小牧)を離陸した4号機は、太平洋側の試験空域を約3時間飛行後、午後1時55分に同空港へ着陸。初号機の隣に帰着した。
4号機は遠州灘沖の試験空域で機体の基本特性を確認。三菱重工業の社有機MU-300を伴い、初飛行した。
MRJの飛行試験機は5機製造され、内装を施す4号機はインテリアや騒音、防氷試験を実施する。これまでに初号機と2号機が初飛行しており、4号機は3番目となった。飛行特性試験とアビオニクス試験を行う3号機は地上走行試験後、10月に初飛行する見通し。
初号機は、月内にも飛行試験の拠点となる米ワシントン州モーゼスレイクへ向かう。米国での試験は4機で実施。年内に初号機から4号機まで全機をモーゼスレイクへ持ち込む計画を進めている。
残る5号機は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)の塗装を施し、自動操縦試験に投入される。5号機の初飛行は2017年初めを予定しているが、機体の仕上がり状況によっては前倒しし、年末を目指す。量産初号機のANAへの引き渡しは、2018年中ごろを予定している。5号機による試験は国内で実施する見込み。
MRJは8月31日に正式契約した米エアロリースの発注により、ANAや日本航空(JAL)など計7社から427機(確定発注233機、オプション170機、購入権24機)を受注している。
(県営名古屋空港へ向けて降下するMRJの飛行試験4号機)
4号機は遠州灘沖の試験空域で機体の基本特性を確認。三菱重工業の社有機MU-300を伴い、初飛行した。
MRJの飛行試験機は5機製造され、内装を施す4号機はインテリアや騒音、防氷試験を実施する。これまでに初号機と2号機が初飛行しており、4号機は3番目となった。飛行特性試験とアビオニクス試験を行う3号機は地上走行試験後、10月に初飛行する見通し。
初号機は、月内にも飛行試験の拠点となる米ワシントン州モーゼスレイクへ向かう。米国での試験は4機で実施。年内に初号機から4号機まで全機をモーゼスレイクへ持ち込む計画を進めている。
残る5号機は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)の塗装を施し、自動操縦試験に投入される。5号機の初飛行は2017年初めを予定しているが、機体の仕上がり状況によっては前倒しし、年末を目指す。量産初号機のANAへの引き渡しは、2018年中ごろを予定している。5号機による試験は国内で実施する見込み。
MRJは8月31日に正式契約した米エアロリースの発注により、ANAや日本航空(JAL)など計7社から427機(確定発注233機、オプション170機、購入権24機)を受注している。
(県営名古屋空港へ向けて降下するMRJの飛行試験4号機)