日本の床、アジアへ進出―大建工業、高齢者住宅向けなどに機能訴求

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中国代理店のショールーム
 大建工業は東アジアで、高齢者住宅向けなどの付加価値を訴求した日本製の床材を展開する。中国や台湾、韓国で地域の代理店を通じて販売する。現地では無垢(むく)材を使う高級床材が流通する一方で、滑りにくい、傷つきにくいなどの特性がある高機能品は出回っていない。“日本品質”を前面に打ち出して顧客に提案する。2019年3月期に、年間8億円の売り上げを目指す。

 大建工業は東アジアで富裕層も増加し、日本製品に対する一定の支持が見込めることから高機能床材の本格展開を決めた。高齢化の進展や住環境の改善に対する消費者ニーズの高まりなどを背景に、日本の技術や品質が、これらの課題解決に貢献できるとみて積極的に提案する。

 大建は木材に樹脂を充填(じゅうてん)して、へこみや傷に強くし、耐汚染性にも優れた「WPC床材」といった独自技術を持つ。競争が激しい国内市場では消費者のニーズに合わせて、ペット対応や抗菌、防音の床材を商品化してきた。

 中国と台湾では、これまでも中国・浙江省の自社工場から、廉価帯を中心に床材やドアを供給してきた。近年は、現地で好まれる高級ドアにも力を注いでいる。代理店の設けるショールームづくりにも協力しており、展示する商品に日本製の高付加価値品も加えることで、代理店が提案する商材の幅を広げる。

 さらに、中国では上海などの華東エリアから北京や広州などの華北、華南へと代理店網の拡充を進める。商品群と販売体制の相乗効果で、東アジア市場における建材販売を拡大する。

 19年3月期には、同売上高を現在比で2倍程度に引き上げを狙う。

日刊工業新聞2016年9月22日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

中国では住宅へのこだわりが強いようです。床の良さは一見するとわかりにくいですが、細部までのこだわりが伝わると顧客が増えそうです。

キーワード
大建工業 代理店 床材

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