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中華系外資の日本進出を支援。社名はなぜ「YTK」?

 YTK(大阪市浪速区、楊元芳社長)は、中国や台湾、香港など中華系企業5―6社の日本進出の支援を始めた。YTKの日本語、中国語が堪能で製品知識が豊富な社員が、日本企業への対応などを代行する。

 同社は楊社長が6月に設立。これまで低価格一辺倒だった中国企業などでも、最近では高品質を売りにした日本市場への参入が拡大している。そのコンサルティングを手がけるために創業し、出だしから好調だ。YTKの社名は「役に立つ会社」から名付けたとか。

 同社が、日本での宣伝活動や展示会の出展準備、料金見積もり、ブースに訪れる日本企業との商談などを代行する(写真)。日本企業が気にする「対応のスピード感」(楊社長)を大切にしている。楊社長は「今後はインドやベトナム企業も支援したい」と意欲を示す。
日刊工業新聞2016年9月21日
安東泰志
安東泰志 Ando Yasushi ニューホライズンキャピタル 会長
中華圏の企業の日本進出は、中堅中小企業のレベルまで広がりつつあるが、日本の中小企業も事業承継に悩むケースや、中国企業とのタイアップを考えるケースが増え続けており、両者を円滑に結び付けるサービスは歓迎すべきもの。 「役に立つ会社」でYTKという会社名もまたいい。まだ小さな会社だが、成功を祈りたい。

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