リオ五輪・パラリンピックで使われた卓球台脚部、大会終了後に意外な引き合い

開発した天童木工に「食卓などに活用できないか」との声

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開発に2年半かけた
 日本の卓球男女が活躍したリオデジャネイロ五輪で使われた日本製卓球台。天板を支える木製の脚部には、木工家具メーカーの天童木工(山形県天童市、加藤昌宏社長、023・653・3121)の技術が使われた。エックス形状の脚部(写真)はひときわ目を引く。リオ五輪後、同社に「食卓などに活用できないか」との声も寄せられている。

 木製の脚部は、リオ五輪に卓球台を供給した卓球台・遊具メーカーの三英(千葉県流山市)からの依頼だった。リオモデルの卓球台「infinity(インフィニティー)」の脚部は幅8センチメートルに仕上がった。天童木工の結城和男取締役営業本部部長は「最大の課題は振動を抑えることだった」と振り返る。専門家の助言も得ながら試行錯誤を重ね、脚部の開発には約2年半をかけた。

 インフィニティーはリオ・パラリンピックの卓球競技でも使われた。デザイン的に選手側からは車いすの車輪部が当たりにくい脚部の形状だが、車いすの試合用では一層の工夫を凝らしたという。(山形)

日刊工業新聞2016年9月16日

COMMENT

宮里秀司
出版局雑誌部
企画委員

選手の動きを邪魔しないように配慮された卓球台は、横から見るとXのように見える脚部が特徴的でした。卓球台以外にも用途が広がりそうです。

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