共通ポイント、陣取り合戦が激化!「ナナコ」さんはひとりぼっち?

ドコモが三菱商事系ポンタと連携。どう動く王者・セブン&アイ

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コンビニでポイント利用は増えている
 小売店などで利用額に応じてポイントを付与する「共通ポイントサービス」の陣営拡大競争に拍車がかかってきた。NTTドコモは三菱商事系の共通ポイント「ポンタ」陣営の中核であるローソンと組み、12月から約2万店の小売店などでドコモのポイントが使えるようにする。「Tポイント」の運営会社はソフトバンクと連携、伊藤忠商事系のファミリーマートなどで展開中。商社やコンビニエンスストアの思惑が絡み、ポイントによる顧客の囲い込み競争が激化しそうだ。

 ポイントを金銭的な価値に置き換えた市場自体はさほど大きくない。だが、消費者はポイントが使える小売店などで継続して商品購入する傾向が強く、コンビニなどにとってリピーター作りの有力ツールとなっている。

 三菱商事系の「ポンタ」の会員数は6950万人(15年4月末)。中核であるローソンでは、ポンタ情報を品ぞろえなどマーケティングに活用している。一方、ファミリーマートが組んでいるのは「Tカード」。もともとレンタルビデオチェーン大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブが始めた事業で現在の会員数は約5300万人だ。

 大手商社が出資するコンビニなどを通じ、顧客の囲い込み競争をしている格好だ。すでにTカードはソフトバンクと組んでおり、今回ドコモがポンタに乗り入れて携帯電話会社が色分けられた。航空会社も全日本空輸はTカード、日本航空はポンタ陣営と住み分けされている。利用者の多い携帯電話会社やカードホルダーの多い航空会社が合流することで、今後共通ポイントに乗り入れる小売店やサービス業も増えるとみられる。

 ポンタがローソン、Tカードがファミマといったコンビニをサービス提供の中核とするなか、注目されるのが1万7000店超と最大の拠点数を持つセブン―イレブン・ジャパン。親会社のセブン&アイ・ホールディングスは独自の電子マネーでポイントがたまる「ナナコ」を展開している。
 
 ナナコの会員数は現在約3000万人。ナナコも陣営作りを進めているが、ポンタ、Tカードほど連携先は多くない。ナナコがポンタやTカードと組むことは考えられないが、Tカードやポンタの陣営拡大をにらんでどう巻き返しを図るか、ポイントカードは戦国時代に突入しそうだ。

2015年05月14日 建設・エネルギー・生活面

COMMENT

顧客の囲い込みが熾烈化してきた。ポイントは来店動機の大きなツールになります。大手コンビニではローソン、ファミマが先行している感じですが、セブン―イレブンはどうでますか。

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