JAXA、航空機の「風切り音」を抑制

石川・能登空港で飛行実験

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風切り音を減らす装置を取り付け、飛行実験を行う「飛翔」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、新しい騒音抑制装置を搭載した実験用航空機「飛翔」の飛行実験を、石川県輪島市の能登空港で始めた。装置は2019年以降、初の国産小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)に搭載して実験し、将来の実用化を目指す。

装置はJAXAと川崎重工業、住友精密工業が共同開発した。主翼の可動翼「フラップ」や主脚の車輪の間に取り付け、空気抵抗を下げて着陸時などの風切り音を小さくする。

能登空港で10月1日まで計25時間ほど飛行し、騒音を測る。今回の装置だけでは、人間が聞いて分かるほど騒音は小さくならないが、JAXAは他の技術も組み合わせ、低騒音化を目指す。

JAXAによると、エンジン以外の低騒音化は研究が進んでおらず、フラップと車軸の低騒音化は世界的に見ても先進的という。山本一臣プロジェクトマネジャーは「飛行が静かになる技術を確立したい」と話した。

日刊工業新聞2016年9月15日総合3面

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記事では「人間が聞いて分かるほど騒音は小さくならないが、JAXAは他の技術も組み合わせ、低騒音化を目指す」と。具体的にどれほど騒音低減効果を狙っているのか気になります。

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