太陽光パネル国内出荷、6四半期連続マイナスで3つの気になること

「日本人は日本ブランドを信頼している」に?

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太陽光パネル搭載住宅が立ち並ぶパナソニックのスマートシティー
 太陽光発電協会(長栄周作代表理事=パナソニック会長)が1日発表した2016年4―6月期の太陽光パネルの国内出荷量は、前年同期比26%減の118万キロワットだった。住宅と小規模な発電所向けの縮小が響き、マイナスは6四半期連続となった。20%超のマイナスは4四半期連続となり、減少に歯止めがかからない。

 内訳は住宅用が同35%減の26万キロワット、発電事業などの産業用が同24%減の91万キロワット。出力が500キロワットを超える中規模以上の発電所向けは同3%減と横ばいだったが、建物の屋上などに設置する小規模発電所が半減した。日本企業のシェアは58%。

 1―3月期に比べ9ポイント低下し、海外勢との差が縮まった。17年度の制度改正前の駆け込み需要が期待されているが、市場は盛り上がりに欠ける。

日刊工業新聞2016年9月2日

COMMENT

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

気になることが3つあります。まず、今回の統計で気づいたのですが、日本企業のシェア低下。「日本人は日本ブランドを信頼している」と言われてきました。シャープが外資となった次回(7-9月)の統計発表時には、もっと日本のシェアが下がるのでしょうか。次に手堅い需要があると言われてきた住宅用の下落が止まらないこと。そして小規模の発電所の半減も気になります。住宅、小規模とも日本企業が得意とされていた領域です。

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