カシオ、27年ぶりの社長交代。お家騒動もなく順当に長男が継承!

「収益基盤が時計事業に偏りすぎている」という課題に新社長は向き合うことに

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会見する樫尾和宏次期社長(右)と樫尾和雄社長
 カシオ計算機は12日、樫尾和雄社長(86)が会長兼最高経営責任者(CEO)に就き、樫尾和宏取締役専務執行役員(49)が社長に昇格する人事を発表した。和雄氏が1988年に社長に就任して以来、27年ぶりの社長交代となる。就任日は6月26日。同日、18年3月期に売上高5000億円、営業利益を倍の750億円を目指す中期計画も公表。経営体制の強化で成長戦略を加速する。

 和雄氏は創業者である樫尾4兄弟の三男で、和宏氏は和雄氏の長男。和宏氏は現状の課題を「収益基盤が時計事業に偏りすぎている」と認識。「面白くて世の中で初めてといった“カシオらしい”製品を育てたい」とした。兼ねて営業利益率15%を達成したら、社長職を譲ることを公言していた和雄氏は「カシオはまだまだ成長できる。営業利益15%を通過点として、新体制で新しい目標に挑戦したいと思った」と、交代を決めた理由を説明。「和宏氏なら目標を達成できると確信している」とし、「1年は私も今まで以上に全力で取り組み、それ以降は新社長に頑張ってもらう」と決意を述べた。

【新社長略歴】
 樫尾和宏(かしお・かずひろ)91年(平3)慶応大理工卒、同年カシオ計算機入社。07年執行役員経営統括部副統括部長、11年取締役執行役員DI事業部長、14年取締役専務執行役員コンシューマ・システム事業本部長。東京都出身。

日刊工業新聞2015年05月13日 3面

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明豊
デジタルメディア局
執行役員 DX担当

ちなみに上場企業の社長で最も在任期間が長いのはエスケー化研の藤井實社長(82歳)で、約57年間務めている。

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