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遠くに居ても知らせられるんだワン!災害救助犬にGPSとマイク装着で位置把握

古野電気が開発したシステムを人の検知に活用
遠くに居ても知らせられるんだワン!災害救助犬にGPSとマイク装着で位置把握

NPOなどで利用も

 1日の「防災の日」に合わせ、各地で企業が避難訓練などに取り組み、防災への意識を高めた。企業が自社を守る取り組みに加え、顧客や被災者を支援する独自の製品・サービスが充実しつつある。東日本大震災や熊本地震を経ても、中小企業を中心に企業の防災対策は万全とはいえず、災害への備えを強化する上で参考になりそうだ。

猟犬用システムを災害救助犬に応用


 古野電気が14年に開発した「Dog Navi(ドッグナビ)」は猟犬の首輪に全地球測位システム(GPS)とマイクを装着し、位置を把握するシステム。発売したところ、災害救助犬向けにも使えると、現在、救助犬を養成するNPO法人などで利用されている。救助者と救助犬の位置を端末の地図画面上で確認する。携帯電話や固定電話、衛星通信などの通信インフラが災害時に使えない状況になっても、独立して利用できる。将来、電波法の改正があれば「人の位置の検知に応用する道が開ける」(同社)としている。
日刊工業新聞2016年9月2日 深層断面から抜粋
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
もともと狩猟犬用に開発されたシステムですが、災害救助犬向けにも活用され始めています。人命救助に役立つことが期待されます。

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