赤い果肉の「アンデスメロン」―サカタのタネ、38年ぶりのネットメロン新品
2色のメロンセットでギフト需要拡大―。サカタのタネが開発した赤い果肉のメロン品種「赤いアンデス=写真左」が今月上旬から流通時期に入った。果肉が黄緑色の従来の「アンデス」同様、栽培がしやすく、糖度は16度前後で10―14日の長期間、常温保存ができる。この長所を生かし、量販店などに従来のアンデス、赤いアンデスを2色セットにした中元ギフトや記念品ギフトを提案、売り上げ増につなげる計画だ。
赤いアンデスは同社にとって、38年ぶりのネットメロン新品種。アンデスメロンの発売以前は甘さに当たりはずれが多く、高級感の象徴となる網目模様も入り方が不完全でギフトには不向きだった。アンデスメロンのアンデスは南米の地名ではなく、“安心です”の略で、文字通り安定した品質で普及が加速した実績がある。2色セットが可能になったことで熊本や山形、茨城県などのメロン産地で種子普及を図る計画だ。
赤いアンデスは同社にとって、38年ぶりのネットメロン新品種。アンデスメロンの発売以前は甘さに当たりはずれが多く、高級感の象徴となる網目模様も入り方が不完全でギフトには不向きだった。アンデスメロンのアンデスは南米の地名ではなく、“安心です”の略で、文字通り安定した品質で普及が加速した実績がある。2色セットが可能になったことで熊本や山形、茨城県などのメロン産地で種子普及を図る計画だ。
日刊工業新聞2015年05月12日 建設・エネルギー・生活面