これが航空機関連の「成長企業10社」だ!

経産省、新規・事業拡大の事例集を作成

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飛躍が期待される航空機産業(写真はイメージ、海外エアショーで展示される航空エンジン)
 経済産業省は金融機関の後押しによって航空機産業への参入を果たした中小企業ら10社の取り組みをまとめた事例集を作成した。長期・一括返済型融資によって新工場建設を実現した企業や、金融機関が実施する商談会を通じて航空機部品メーカーとの取引につながった企業などが紹介されている。

 同事例集のタイトルは「航空機産業をサポート!!金融機関による中小企業支援事例集」。新規参入事例のほか、従来から航空宇宙関連製品を手がける企業の設備投資事例も紹介している。
 登場するのは以下の10社。経産省による「ひと言紹介」も併せて掲載する。

◆石金精機(富山市)
 =「『長期資金・一括返済』の融資メニューで航空機専用の新工場建設を決断」

◆今井航空機器工業(岐阜県各務原市)
 =「利子補給金制度を活用した融資で、新規受注に対応した新工場を建設」

◆大堀研磨工業所(岐阜県各務原市)
 =「タイムリーな情報提供で新たな設備投資を決断」

◆木下精密工業(名古屋市北区)
 =「利子補給金制度を活用した融資でマシニングセンターを導入」

◆近藤技研(岐阜県海津市)
 =「専門家派遣をはじめとする総合支援で航空機産業に参入」

◆西尾(岐阜県恵那市)
 =「取引先紹介事業(逆見本市商談会)への参加により、航空機産業Tier2との取引拡大への足がかりをつかむ」

◆早川精機工業(岐阜市)
 =「新工場を建設し他社の航空機事業を承継」

◆山一ハガネ(名古屋市緑区)
 =「ビジネスマッチングへの参加により、航空機関連の検査受注を獲得」

◆渡辺精密工業(名古屋市港区)
 =「利子補給金制度を活用した融資で5軸加工機を導入し、技能伝承問題を解決」

◆JASPA(横浜市保土ヶ谷区)
 =「シンジケートローンにより、エンジン部品一貫生産のための共同工場を建設」

日刊工業新聞 2015年05月12日 総合2/国際面を加筆・修正

COMMENT

補足ですが、この事例集作成を担当した「航空機部品・素材産業室」は、昨年(14年)7月に新しく設置された部署です。長らく防衛中心で推移してきた日本の航空機産業のヒエラルキーが変わりつつあることを受け、中堅・中小企業などをサポートすることを目的に設立された「期待の星」です。今回の事例集には「投資回収の期間が長い航空機産業の支援には、金融機関のサポートが不可欠」という、経産省側の意図も見てとれます。国を挙げて産業拡大に取り組む姿勢です。

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