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台風9号首都圏直撃。避難するのは日本人だけじゃないはず

沖縄県では台風時の誘導訓練。訪日外国人の安全確保
 沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(那覇市、平良朝敬会長、098・859・6123)は、外国人を想定した「台風時一時待機所訓練」を初めて実施した。外国人観光客が増える中、訓練を通じた対応力向上が目的。那覇空港国際線ターミナルと沖縄県立武道館(那覇市)を利用した。

 空港で待機所利用の同意を取った後、貸し切りバスで武道館へ移動した。案内方法や動線を確認したほか、待機所の休み心地を体験した(写真)。

 一時待機所は航空便の欠航で夜間滞留が発生し、空港施設の収容能力を超えた場合に設ける。実際の対応を想定して訓練も深夜に行った。意見交換とアンケートで課題を洗い出す狙いもある。

 航空会社や旅行会社、関係機関などから約70人が参加。うち15人が観光客役となった。高齢者や外国人との設定に応じて、事務局役が日英中の言語で案内した。(那覇)
日刊工業新聞2016年7月14日 総合3面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
リオ五輪の閉会式では日本での次期開催もPRされていました。そんな中での台風直撃。避難勧告が出たり、交通機関がまひした時に訪日外国人にしっかりと情報を伝え、誘導できるのか気になります。

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