次世代の複合加工機!?異材接合ニーズ狙う
東芝機械、FSW技術と装置開発―重さ2倍のワーク対応
東芝機械は、摩擦熱で軟化させた素材を接合する摩擦撹拌接合(FSW)技術と、工作機械の作業台を動かす用途で従来比2倍超の重さの加工対象物(ワーク)に対応する装置をそれぞれ開発した。FSWはマシニングセンター(MC)に専用工具を付け、接合と仕上げの切削加工を1台でこなす。新装置では大型特殊機を汎用機に置き換えられる。どちらも価格、販売目標は非公表。
下旬の自社展示会でFSWの受注を始める。MCに装着した接合工具を回転させながら部材に押し当て、接合する。接合した面をそのまま仕上げ、生産性を高める。鉄道車両の部品など主に大型ワーク向けに提案する。一方、作業台を移動させる静圧装置は、年内に新型機と組み合わせ投入する。横中ぐりフライス盤で、最大積載質量が従来の6・3トンから15トンに増える。
下旬の自社展示会でFSWの受注を始める。MCに装着した接合工具を回転させながら部材に押し当て、接合する。接合した面をそのまま仕上げ、生産性を高める。鉄道車両の部品など主に大型ワーク向けに提案する。一方、作業台を移動させる静圧装置は、年内に新型機と組み合わせ投入する。横中ぐりフライス盤で、最大積載質量が従来の6・3トンから15トンに増える。
日刊工業新聞2015年05月08日 機械・ロボット・航空機面