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家事で1年間に歩く距離が6年前に比べ122kmも短くなっていた!

アキュラホーム調べ。動線の短縮、「住みごこちのいい家」に
 アキュラホームは主婦が家事で1年間に歩く距離が、6年前に比べて約122キロメートル短くなったとの調査結果をまとめた。炊事や洗濯といった家事で歩く動線の短縮や、収納の充実などが歩行距離の減少につながったと分析した。

 同調査は自社で2015年に手がけた住宅100棟を対象とした。主婦が1日で最も行き来することが多いキッチン―洗面室の距離は、15年の平均が3・63メートル。09年に比べて約36・5%減った。この数値をもとに、主婦が家事で歩く1日当たりの距離が約335・9メートル減ったと計算し、年間に置き換えた。

 廊下とキッチンなど2カ所から洗面室に出入りできる間取りの採用が増えたことが、距離短縮につながった。14年に発売した「住みごこちのいい家」で、洗面室の収納を増やしたことも効果があったと見る。

 アキュラホームは共働き世帯数の推移なども例示しながら「忙しい主婦が増え、家事を効率的に進めることが重要になってきている」と結論づけている。
日刊工業新聞2016年8月19日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
お掃除ロボットも普及し始めていることもあるのだろうが、家にいる時間も減っているのではないだろうか。

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