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まもなく女子マラソン!温風や風を移動計測できる車載システム

清水建設が実用化。マラソン大会のコースで温熱環境を計測
 清水建設は10日、都市部の温度や熱、風などを計測する移動式の環境計測システムを開発・実用化したと発表した。11―14日の4日間、東京大学の横張真教授と共同で、夏季に都心で計画されているマラソン大会のコースで温熱環境を計測。ランナーや観客が熱から受ける影響を把握し、横張教授が中心となり酷暑の緩和策を主催者などに提案する。

 新システムはエリアの温熱環境を計測する「エリア計測車=写真」と局地の温熱環境を計測する「スポット計測車」で構成。エリア計測車が対象地域の道路を走行し、温湿度や路面温度、日射量を計測。温熱環境の過酷な地点を特定後に、電動車いすをベースにしたスポット計測車が計測する。

 酷暑の緩和対策は、スポット計測のデータを基に提案。風通しの悪さなら風の道の確保、日差しなら日よけなどの上空対策、道路からの放射熱であれば遮熱舗装施工などを改善対策として示す。
日刊工業新聞2016年8月11日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
かつては候補者選びでもゴタゴタがあったほどメダル候補者がひしめいていた女子マラソン。今回のリオは福士選手など3選手が出場。メダルまでは難しいかもしれないが、悔いの無い走りを!解説は安定の増田明美。

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