世界ビール生産量、2年連続で減少。逆に増加しているのはどの国?
キリン(東京都中野区、磯崎功典社長、03・6837・7001)が10日まとめた2015年の世界主要国ビール生産量は前年比1・1%減の約1億8900万キロリットルで、30年ぶりに減少した14年に続いて2年連続のマイナスとなった。上位3カ国の中国、米国、ブラジルがそろって減少し、特に中国の減少率が大きい。ベトナムやインドは増加した。日本は同0・1%減の約546万キロリットルで、世界順位は昨年と同じ7位だった。
世界生産量は2年連続のマイナスだが、10年前と比べると約17%増えた。東京ドームをジョッキに見立てると約152杯分に相当する。国別1位の中国は夏場の天候不順などで2年連続の減少も、14年連続でトップ。2位の米国はマイナスだが、クラフトビールは伸びた。3位ブラジルは14年開催のサッカーW杯景気の反動やビール増税が響いた。
ロシアも資源安の不況に加え、増税影響で5%近いマイナス。ベトナムは同20・1%増と拡大し、世界順位も14年の24位から8位に躍進した。このほかフランスが22位から17位、韓国が20位から16位に上昇した。地域ではアフリカが構成比7・5%と低いものの、生産量は同1・6%増と伸びている。
世界生産量は2年連続のマイナスだが、10年前と比べると約17%増えた。東京ドームをジョッキに見立てると約152杯分に相当する。国別1位の中国は夏場の天候不順などで2年連続の減少も、14年連続でトップ。2位の米国はマイナスだが、クラフトビールは伸びた。3位ブラジルは14年開催のサッカーW杯景気の反動やビール増税が響いた。
ロシアも資源安の不況に加え、増税影響で5%近いマイナス。ベトナムは同20・1%増と拡大し、世界順位も14年の24位から8位に躍進した。このほかフランスが22位から17位、韓国が20位から16位に上昇した。地域ではアフリカが構成比7・5%と低いものの、生産量は同1・6%増と伸びている。
日刊工業新聞2016年8月11日 総合4/国際面