祝・体操男子団体が金メダル!東京も続け、富士通が競技の採点を支援

協会と今秋から実証。3Dレーザーセンサーや骨格認識技術などを生かす

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3Dセンシングで採点を支援
 日本体操協会と富士通、富士通研究所は、体操競技の採点を支援する共同研究に合意した。富士通研究所が開発した3Dレーザーセンサーや骨格認識技術と、日本体操協会が持つ技の認識ノウハウを融合。採点作業を簡略化する。今秋から実証実験を開始し、東京五輪・パラリンピックでの採用を目指す。

 3者は競技データの取得や実証実験などで協力する。競技者の動作を計測し数値データとして分析することで、審判員の負担軽減に加え、採点時間の短縮にもつながる。

 電気回路と微細な機械的構造を一体化した高度な制御技術を採用。距離に応じて画角を自動調整し、遠距離でも解像度を維持する技術を開発した。また骨格認識技術では大量データを基に機械学習したモデルを活用。3Dデータに対し人体の最適な骨格形状を当てはめる新方式を組み合わせ、高速・高精度な認識技術を開発した。

 体操競技はひねりの回数など、目視では正確な判定や採点を行うことが困難な場合もある。今後は採点競技以外のスポーツでの活用も想定する。

日刊工業新聞2016年5月18日

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
執行役員 DX担当

波乱のリオ。内村選手が鉄棒で落下したり卓球の石川佳純選手が初戦敗退したり。それでも団体の金は嬉しい。採点競技はいろいろメンタル面でも難しい部分がある。地元の東京五輪でさらにプレッシャーがかかると思うが、日本のハイテク技術が頼もしいサポート役になってもらいたい。

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