企業のR&D投資、増額傾向も人材に難あり
理系人材のコミュニケーション能力不足に不安
日刊工業新聞社が実施した研究開発(R&D)アンケート(有効回答239社)によると、2016年度の計画を回答した184社の研究開発費合計は、15年度実績比2・5%増と、7年連続の増加となった。一方で10位以内の企業のうち、半分の5社が前年よりも研究開発費を減らすと答えた。重点事業には研究投資を投入する一方で、事業の統廃合や投資案件の選別により全体では投資額を抑える企業も増えてきた。
力を入れる研究開発分野として全体の70%近くが「環境・エネルギー」と答えた。一方で「ロボット/人工知能(AI)」や「安全・防災」などは30%以下にとどまった。
また、研究開発を支える人材について、回答企業の約40%が今後数年間で研究開発人材を「増やす」と答えた。大学の理系人材を採用する際の選考で重視している点として「コミュニケーション能力」を約80%が挙げた。一方で、約30%が採用した理系人材のコミュニケーション能力に不足を感じていることが明らかになった。
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力を入れる研究開発分野として全体の70%近くが「環境・エネルギー」と答えた。一方で「ロボット/人工知能(AI)」や「安全・防災」などは30%以下にとどまった。
また、研究開発を支える人材について、回答企業の約40%が今後数年間で研究開発人材を「増やす」と答えた。大学の理系人材を採用する際の選考で重視している点として「コミュニケーション能力」を約80%が挙げた。一方で、約30%が採用した理系人材のコミュニケーション能力に不足を感じていることが明らかになった。
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日刊工業新聞2016年7月26日