ファナックが大型の信頼性評価施設を新設
ロボットや工作機械の評価を集約し知見共有
ファナックはロボット、工作機械など製品の種類別に分かれていた信頼性評価機能を集約する。山梨県忍野村の本社敷地内に、面積2万2000平方メートル程度の大型評価施設を新設し、8月中に本格稼働する。全事業を一体的に信頼性を評価する体制に改めて検証の知見を共有する。電波暗室も導入して社内対応できる領域を広げ、評価業務を効率化する。製品の信頼性に磨きをかけ、シェア拡大につなげる。
従来はロボット部門、小型工作機械が主力のロボマシン部門、コンピューター数値制御(CNC)装置を手がけるFA部門の各研究所に、信頼性評価機能を置いていた。集約により、加速寿命試験のデータ解析などで知見を共有化し、製品の信頼性を底上げする。
新評価施設には電波干渉を検証する電波暗室や、振動への耐性を検査する加振室なども設置。これまで電波暗室を用いる電磁環境適合性(EMC)試験は外注していたが、社内対応によってより素早く綿密に検証できる。
従来はロボット部門、小型工作機械が主力のロボマシン部門、コンピューター数値制御(CNC)装置を手がけるFA部門の各研究所に、信頼性評価機能を置いていた。集約により、加速寿命試験のデータ解析などで知見を共有化し、製品の信頼性を底上げする。
新評価施設には電波干渉を検証する電波暗室や、振動への耐性を検査する加振室なども設置。これまで電波暗室を用いる電磁環境適合性(EMC)試験は外注していたが、社内対応によってより素早く綿密に検証できる。
日刊工業新聞2016年7月25日