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トヨタ、18年ぶり世界ラリー選手権復帰!歴代車両を間近で体感

MEGAWEB特別展示「トヨタ WRC参戦の系譜 ~2017年新たな挑戦へ~」
トヨタ、18年ぶり世界ラリー選手権復帰!歴代車両を間近で体感

サファリラリーで3連覇の偉業を成し遂げたセリカツインカムターボ(TA64)

 トヨタは2017年、ヴィッツ(ヤリス)をベースとした車両で18年ぶりにモータースポーツの最高峰「FIA 世界ラリー選手権(WRC)」に復帰・参戦する。これを受けて、MEGAWEB (メガウェブ)(東京都江東区青海)内にあるヒストリーガレージ2Fで特別展示「トヨタ WRC参戦の系譜 ~2017年新たな挑戦へ~」が9月4日まで開催される。入場は無料。

 ガレージではオーソドックスな仕様の後輪駆動(FR)でありながらWRCの中でも最も過酷なレースと伝えられるサファリラリーで3連覇(84~87年)の偉業を成し遂げたセリカツインカムターボ(グループB)や、数々のドライバーズタイトルやメイクスタイトルを樹立し、ラリー界のチャンピオンとして不動の地位を築いた四輪駆動(4WD)のセリカGT-Four(グループA) など貴重な車両9台を間近で見ることができる。

<歴代ののラリーカーがガレージに並ぶ>


<セリカツインカムターボのコックピット(TA64)>


<ラリーカーの象徴とも言えるマッドフラップ(泥よけ)類 (ST165)>


<2017年よりToyota Gazoo RacingとしてWRCへ参戦予定のラリーカー「ヤリス」>

 パネル展示ではトヨタ自動車の創業者でもある豊田喜一郎のオートスポーツに対する思いや、WRCについての歴史なども詳しく紹介される。
 また自社に限らず当時のライバルでもあった強豪メーカーのミニカーの展示もされており、子供から大人までわくわく出来る空間となっている。

<トヨタのラリーの歴史やミニカーが並ぶ通路>


<ラリー(競技)で使われるルートマップ>

 梅雨時に天候を気にせず屋内でモータースポーツを楽しめるヒストリーガレージ、家族で立ち寄ってみては。

 詳しくはhttp://www.megaweb.gr.jp/
東京都江東区青海一丁目3番12号 TEL 03-3599-0808(代表)
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日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
トヨタがWRCへ復帰・参戦予定の「ヤリス」をはじめ、グループB・A時代に優勝を飾ったモンスターマシンを間近で見られるチャンスは数少ない。 車両は年代毎に並べられており、コックピットの作り込みや、足回りの相違など見比べていると時間が経つのを忘れてしまうガレージとなっている。 (編集局 写真部 編集委員 田山 浩一)

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