シャープなど3社が蓄電池市場を独占!?強気の販売計画は吉とでるか
それぞれ1万台に再挑戦。太陽光発電との連携カギ
家庭やビルなどに設置する蓄電池の主要3社が、2016年度販売計画をそれぞれ1万台に設定した。15年度まで数千単位で推移しており、各社は太陽光発電との連携などで1万台を目指す。16年度の市場規模は3万―4万台が見込まれており、目標を達成すればシャープ、京セラ、エリーパワー(東京都品川区)の3社で市場の大半を占有する。
シャープは太陽光発電システムの余剰電力の売電期間が終わる家庭に蓄電池を提案し、16年度は前年比倍増を目指す。太陽光パネルで発電した電力を充電し、夜間に使う自家消費をすすめる。76万件という国内首位の太陽光発電の納入先を対象とする。
京セラも太陽光発電との組み合わせで提案する。15年度の販売は前年度比40%伸長した。エリーパワーは筆頭株主の大和ハウス工業の賃貸住宅に採用されたのを機に、集合住宅に拡販する。これまでは一戸建てが中心だった。従来品よりも20%小型・軽量化した新製品の投入や、太陽光発電との連携などもすすめる。
国の補助金が出るようになった12年に蓄電池が相次いで製品化され、20社以上が市場参入した。だが、1台当たり100万―200万円と高額なため需要は伸び悩んでいる。急速なコストダウンは難しく、太陽光発電との連携が市場開拓の突破口となりそうだ。
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京セラも太陽光発電との組み合わせで提案する。15年度の販売は前年度比40%伸長した。エリーパワーは筆頭株主の大和ハウス工業の賃貸住宅に採用されたのを機に、集合住宅に拡販する。これまでは一戸建てが中心だった。従来品よりも20%小型・軽量化した新製品の投入や、太陽光発電との連携などもすすめる。
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日刊工業新聞2016年7月12日