ロボット×AIはホワイトカラーの脅威か。産学で開発したサイバーツールの実力

RPAテクノ・慶大院など、非定型業務の代行サービス。人事・販売予測向け

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サイバーロボはホワイトカラーの生産性向上につながるか
 RPAテクノロジーズ(東京都港区)は、慶応義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)、スターツリー(東京都目黒区)と協力し、企業内でルール化できず思考が必要な非定型業務をロボットが代行するサービスを、今月下旬にも立ち上げる。RPAテクノが持つロボ技術とKBSのデータ分析ノウハウを融合。人事や販売予測などで活用を見込む。100社への導入を目指す。

 RPAテクノロジーズはホワイトカラーの業務を自動化するサイバーロボット「BizRobo」を大企業などに納入している。今回、同社によるデータの収集や分析作業代行に加え、KBSが主導する統計分析手法を活用したマシンラーニング機能などを組み合わせた。

 具体的な要件や導入分野は今後詰めるが、企業の業務で自動化が難しい非定型業務向けのツールとしてサービス展開する。データサイエンスを活用してみたいという企業や部署への導入を目指す。

 サービスとして簡易分析から本格分析プロジェクト、運用後の後方支援サービス、データサイエンス教育支援サービスなどを用意。価格は教育支援で30万円から、本格プロジェクトで300万円からをそれぞれ想定している。

 RPAテクノロジーズは4月末、旧ビズロボジャパンから現社名に変更した。RPAは「ロボティックプロセスオートメーション」の略で、社名変更はRPAという概念を一般化し、普及させたいとの狙いがある。

日刊工業新聞2016年7月8日

COMMENT

宮里秀司
編集局経済部
編集委員

大企業ではこれまで人手に頼っていた単純な事務作業をロボットに置き換えていますが、AIと結びつくことにより人の判断が必要とされる顧客対応や販売予測、人材のマッチングなどもロボットがこなせるようになりそうです。とは言え、ホワイトカラーの全ての業務がロボットに置き換わるというわけではなく、ロボが人の判断を助けるパートナーとして共存していくのかも知れません。

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