栃木・烏山線を走るスマート電車で充電しよう!
緑豊かな沿線風景と都会風ステンレス車両。そのギャップにはまる
栃木県のJR烏山線を走る蓄電池電車「ACCUM(アキュム)」が、静かな話題になっている。リチウムイオン電池で動く列車は国内初。非電化路線で一般的なディーゼル車と違って、エンジン音も排ガスも出さない。緑豊かな沿線風景と都会風ステンレス車両との「ギャップがたまらない」とは、鉄道ファンの企業経営者。
現在は2両1編成のみ。搭載する電池の容量は、プラグインハイブリッド車用の約40個分に相当するとか。電化区間への乗り入れ用にパンタグラフも装備する。
見どころは、下り終点の烏山駅ホームでの急速充電だ。パンタをぐいっと伸ばし、剛体架線から電気を取り込む姿はけなげにすら感じる。車内の表示器には、その時々のエネルギーの流れが図解される。
座席の緑の装飾は烏山の「山あげ祭」をイメージした。和紙で作った高さ10メートルの築山を背に、野外歌舞伎を演じる素朴な祭。地元では7月22―24日の本番に向けて準備に余念がない。
2018年春のJRグループの大型観光キャンペーンに、栃木県が選ばれた。今から準備して、アキュムを生きた教材にした環境体験教室はどうだろう。もちろん食や自然も満喫すれば、来県者はしっかり“充電”できるだろう。
現在は2両1編成のみ。搭載する電池の容量は、プラグインハイブリッド車用の約40個分に相当するとか。電化区間への乗り入れ用にパンタグラフも装備する。
見どころは、下り終点の烏山駅ホームでの急速充電だ。パンタをぐいっと伸ばし、剛体架線から電気を取り込む姿はけなげにすら感じる。車内の表示器には、その時々のエネルギーの流れが図解される。
座席の緑の装飾は烏山の「山あげ祭」をイメージした。和紙で作った高さ10メートルの築山を背に、野外歌舞伎を演じる素朴な祭。地元では7月22―24日の本番に向けて準備に余念がない。
2018年春のJRグループの大型観光キャンペーンに、栃木県が選ばれた。今から準備して、アキュムを生きた教材にした環境体験教室はどうだろう。もちろん食や自然も満喫すれば、来県者はしっかり“充電”できるだろう。
日刊工業新聞2016年7月6日