エアライン満足度調査、シンガポール航空が5年連続で1位

ANAが2位、コストパフォーマンスでは中東が高評価

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プレミアムエコノミーシートをアピールするシンガポール航空の客室乗務員(写真=Aviation Wire提供)
 リクルートライフスタイルは6日、毎年実施している「エアライン満足度調査2016」において、シンガポール航空が総合満足度で12年から5年連続で1位になったと発表した。2位は全日本空輸(ANA)、3位はKLMオランダ航空。KLMオランダ航空は前年の15位から大きく順位を上げ、上位20社に格安航空会社(LCC)はなかった。

 5部門ある部門別満足度では、シンガポール航空とANAが1位を2部門ずつ獲得した。部門別満足度ではシンガポール航空が「航空機の機材、設備」、「機内飲食サービス」で1位を獲得し、ANAが「客室乗務員の接客サービス」、「空港内の航空会社職員の接客サービス」で1位となった。また「機内エンターテインメント」でエミレーツ航空が1位を獲得した。

 部門別満足度とは別に調査したコストパフォーマンスの評価では、1位がカタール航空、2位がエミレーツ航空、3位がシンガポール航空となり、資金力のある中東の航空会社が強さをみせた。同調査は利用率上位40社の航空会社を対象に、15年に渡航した18歳以上の男女約4000人に調査した。

プレミアムエコノミークラスの実力は?


Aviation Wire2016年1月21日


 シンガポール航空は、プレミアムエコノミークラスを成田経由のシンガポール-ロサンゼルス線に導入した。エアバスA380型機などに搭載するもので、1月17日から設定した。同社の日本路線への定期導入は初めて。

 成田路線に導入するA380は、全379席中36席をプレミアムエコノミーとした。そのほかはスイート12席、ビジネス86席、エコノミー245席。A380のほか、ボーイング777-300ER型機(計264席:ファースト4席、ビジネス48席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー184席)と、2016年1-3月期に受領予定のA350-900型機(計253席:ビジネス42席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー187席)にも設定する。

 現在、シンガポール航空はプレミアムエコノミーをA380で9機、777-300ERに2機の計11機に導入。今後は合計で、A380に19機、777-300ERに19機、A350-900に20機に順次導入する。

 プレミアムエコノミーは成田路線のほか、オークランドや北京、ドバイ、ロンドン、チューリッヒなど計19路線に設定。7月からは、A350-900を導入予定のデュッセルドルフ便で運航を開始する。

 日本路線には2015年12月、繁忙期の関空便に一時的に投入した。今後、関空便や中部(セントレア)便など、繁忙期を中心に一時的に導入を見込む。羽田便への導入は未定。

機内食は3種類から選択可能


 シート配列は2-4-2で、メーカーはA380と777-300ERが独ZIM、A350がゾディアック・シート・US。英国とシンガポールを拠点として、オリエント急行の内装や、シンガポール航空のA380のスイートを手掛けたJPA(ジェームズ・パーク・アソシエーツ)社がデザインを担当した。

 座席幅は18.5(46.99センチ)から19.5インチ(49.53センチ)。機材により異なる。シートピッチは38インチで、リクライニングは8インチ。レッグレストとフットレストも設置した。

 機内エンタテインメント用には13.3インチのフルハイビジョンモニターを設置し、ノイズキャンセルのヘッドホンを備えた。このほか、シート電源、USBポート2基、カクテルテーブル、収納スペースを設置した。

 機内食は3種類のメインから選択でき、事前選択サービス「ブック・ザ・クック」を利用できる。メインはシーフード・テルミドールやチキンのガーリッククリームソース、ローストチキンライスなどを用意する。

 プレミアムエコノミーの利用者は、優先チェックインや手荷物の優先取り扱いを利用できる。受託手荷物は35キロまで。マイルは110%加算する。
(※記事内容は当時のもの)

日刊工業新聞 2016年7月7日

COMMENT

高屋優理
編集局第二産業部
記者

全日本空輸は接客の2部門でトップを取っていて、陸と空をともに制しています。

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