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凸版印刷、VRで「熊本城」再現

東京国立博物館で来月10日まで上演
 凸版印刷は熊本城復興支援のため、VR(仮想現実感)作品「熊本城=写真」を東京国立博物館(東京都台東区)内シアターで特別上演する。期間は22日から7月10日まで。

 熊本城は4月に発生した地震により、石垣が崩れるなど大きな被害に見舞われた。現時点で復興のめどはたっていない。同作品の観賞料500円は「熊本城災害復旧支援金」に全額寄付する。

 凸版印刷は2011年に専門家の監修のもと、江戸時代の熊本城を再現したVR作品を制作。天守閣、本丸御殿など約4万枚の写真、古い図面や史料を活用している。

 同城内の観光交流施設で一般公開していたが、地震の影響で同施設は休館している。
日刊工業新聞2016年6月21日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
よい取り組みですね。印刷会社はなにげにVRの技術蓄積がある。今後のビジネス展開に注目

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