鉄道のホーム柵はスケルトンが主流に?

銀座線上野駅に透過型ホームドアがお目見え

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可動ステップを設置
 プラットホームと車両の隙間がよく見える―。京三製作所は東京メトロに透過型ホームドア(可動式ホーム柵=写真)と可動ステップを納入した。銀座線上野駅1番ホーム(渋谷方面)に、18カ所分(扉)とすべての開口部に可動ステップを設置した。銀座線として初めての導入となり、すでに運用を始めた。

 透過型ホームドアは従来機種から構造を一新し、ドアとドア収納部(戸袋)に大きな透明窓を装備した。ドアが開く前にホームと車両の隙間を確認できる。可動ステップはホームと車両の隙間を埋め、乗降時の踏み外しや転落を防ぐ。

 非常時の脱出には戸袋を横にスライドさせる方式を採用。脱出口が柱や壁に近接しているところや、ホームが混雑している場合でも脱出口を確保できる。京三製作所は今回の納入を含め、これまで132駅・6692カ所分の納入実績を持つ。

東京メトロ、3年間で4200億円投資


日刊工業新聞2016年3月28日


 東京メトロは2018年度を最終年度とする中期経営計画を策定した。20年の東京五輪・パラリンピックに向け、駅のホームドアやバリアフリー設備の整備などに3年間で4200億円を投資する。設備投資額は13―15年度の3年間に比べ、47・3%増と過去最大規模となる。

 安全対策では、新型車両の導入に180億円を投じ、銀座線、千代田線は全編成を新型に切り替える。丸ノ内線と日比谷線は順次導入を進める。

 ホームドアは、18年度までに銀座線の全駅で設置を完了するほか、千代田線の設置を始める。また、バリアフリー設備の整備では235億円を投資し、全駅へのエレベーター1ルートの整備を進める。奥義光社長は「オリンピックに向け、投資を前倒しする」と述べた。

 不動産事業や流通・広告事業の関連事業では、業務提携やM&A(合併・買収)で事業拡大を図り、ベンチャー企業などと連携し、新規事業の創出に取り組む。

日刊工業新聞2016年6月17日

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宮里秀司
編集局経済部
編集委員

ホーム柵が透明になり、事前にホームと電車の隙間を確認できれば、足を踏み外す危険が低下しより安全性が高まります。

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