セブパシフィック航空、「A321neo」で札幌への就航検討
フィリピンのセブパシフィック航空は、エアバスA321neoを受領する2017年以降、日本路線の拡大を検討する。札幌に就航すると見られる。
都内で6月10日、単独インタビューに応じたマーケティング担当のキャンディス・イオグ副社長によると、北海道・東北への乗り入れを検討しているという。現在運航しているA320では、マニラからの航続距離がやや不足しているが、航続距離が延びるA321neoはであれば就航できるとの認識を示した。
現在の日本路線は、マニラとセブから計5路線。マニラから成田へ週7往復、関西空港へ週5往復、中部(セントレア)へ週4往復、福岡へ週3往復運航しており、セブからは成田へ週4往復乗り入れている。
同社ではA321neoを30機発注済み。2017年中ごろから2021年に受領を予定しており、中距離路線に投入する。現在の保有機材数は57機で、内訳はA319(156席)が7機、A320(180席)が36機、A330-300(436席)が6機、ATR72-500(76席)が8機で、このうちA319は、4機を米LCCのアレジアント航空に売却する。
A320neoファミリーはA320の発展型で、新型エンジンの採用などで燃費や航続距離を改善したもの。A321neo(1クラス240席)のほか、A319neo(同160席)とA320neo(同189席)の3機種で構成。エンジンは米プラット&ホイットニー製「PW1100G-JM」と、CFMインターナショナル製「LEAP-1A」の2種類から選択できる。
A321neoは初号機の引き渡しを2016年末に予定。新型エンジンのほか、翼端に大型ウイングチップ「シャークレット」を取り付け、客室も改良する。2020年までに現行のA320ceo(従来型)と比較して、1座席あたり燃費を20%向上させる。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスが、A321neoを26機、A320neoを7機発注している。
都内で6月10日、単独インタビューに応じたマーケティング担当のキャンディス・イオグ副社長によると、北海道・東北への乗り入れを検討しているという。現在運航しているA320では、マニラからの航続距離がやや不足しているが、航続距離が延びるA321neoはであれば就航できるとの認識を示した。
現在の日本路線は、マニラとセブから計5路線。マニラから成田へ週7往復、関西空港へ週5往復、中部(セントレア)へ週4往復、福岡へ週3往復運航しており、セブからは成田へ週4往復乗り入れている。
同社ではA321neoを30機発注済み。2017年中ごろから2021年に受領を予定しており、中距離路線に投入する。現在の保有機材数は57機で、内訳はA319(156席)が7機、A320(180席)が36機、A330-300(436席)が6機、ATR72-500(76席)が8機で、このうちA319は、4機を米LCCのアレジアント航空に売却する。
A320neoファミリーはA320の発展型で、新型エンジンの採用などで燃費や航続距離を改善したもの。A321neo(1クラス240席)のほか、A319neo(同160席)とA320neo(同189席)の3機種で構成。エンジンは米プラット&ホイットニー製「PW1100G-JM」と、CFMインターナショナル製「LEAP-1A」の2種類から選択できる。
A321neoは初号機の引き渡しを2016年末に予定。新型エンジンのほか、翼端に大型ウイングチップ「シャークレット」を取り付け、客室も改良する。2020年までに現行のA320ceo(従来型)と比較して、1座席あたり燃費を20%向上させる。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスが、A321neoを26機、A320neoを7機発注している。