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意外と怖い“ロコモ” 簡単判定できるテストツールが登場

アルケアが発売。立ち上がりと2歩幅の長さ
 アルケア(東京都墨田区)は、「ロコモティブシンドローム」を簡単に判定できる「ロコモ度テストツール」を発売した。医療機関やリハビリテーション施設、自治体などに訴求し、初年度200セットの販売を見込む。

 ロコモは運動器の衰えや障害により、移動機能が低下し、要介護になるリスクが高い状態になること。特に高齢者でロコモ対策への関心が高まっている。

 ツールは決まった高さから立ち上がる「立ち上がりテストボックス」と、2歩幅の長さを測る「2ステップテストシート」で構成。ツールでテストすることで、日本整形外科学会のロコモの臨床判断基準「ロコモ度」を簡単、正確に知ることができる。テストボックスは3万円、テストシートは4万円(ともに消費税抜き)。アルケアでは「自分の運動器の状態を知ることがきっかけとなって運動への意欲が高まれば、介護予防・機能改善につながる」としている。
日刊工業新聞2016年6月20日
村上毅
村上毅 Murakami Tsuyoshi 編集局ニュースセンター デスク
「片脚で40cmの高さから立ち上がれない」「2歩幅÷身長が1.3未満」ならばロコモ度1(移動機能の低下が始まっている段階)、「両足で20cmの高さから立ち上がれない」「2歩幅÷身長が1.1未満」ならばロコモ度2(移動機能の低下が進行している段階)だそうです。ご参考まで。

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