実は真夏よりこの季節が危ない?24時間で食中毒が検出できるキットの実力
カネカ、食中毒菌を24時間で判定できる検出キット発売
カネカは食中毒菌を簡便に短時間で検出できる「カネカ食中毒菌検出キット=写真」を20日に発売する。フナコシ(東京都文京区)などの代理店を通じて、食品メーカーや検査機関に販売する。消費税抜きの希望小売価格は1キット(24回分の試薬、チップ入り)2万8800円。
一晩培養した菌を用い、菌特有の核酸をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)で増幅し、核酸クロマトチップで約10分後に結果を目視判定できる。従来の培養法では1週間程度かかっていた判定が24時間以内となる。
第1弾として発売するキットは、生ハムなど低温保存食品での感染が懸念される食中毒菌リステリア・モノサイトゲネスを検出できる。今後は他の食中毒菌にも対象を広げてい く。
一晩培養した菌を用い、菌特有の核酸をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)で増幅し、核酸クロマトチップで約10分後に結果を目視判定できる。従来の培養法では1週間程度かかっていた判定が24時間以内となる。
第1弾として発売するキットは、生ハムなど低温保存食品での感染が懸念される食中毒菌リステリア・モノサイトゲネスを検出できる。今後は他の食中毒菌にも対象を広げてい く。
日刊工業新聞2016年6月2日 ヘルスケア面