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「助けて!」を聞き取るヘビ型ロボ開発―東北大など

 東北大学の田所諭教授と早稲田大学の奥乃博教授、東京大学の猿渡洋教授らは、がれきの下の要救助者の声を聞き分けるヘビ型ロボット「能動スコープカメラ=写真」を開発した。数センチメートルの隙間をぬってがれきの下に進入し、小型マイクで埋もれた人の声を聞き取る。大規模地震で倒壊した家屋の中の人命調査に提案していく。

 東北大の研究チームがヘビ型ロボットに多数の小型マイクを搭載した。配管や隙間などを通って、がれきの下にマイクを配置し、人間の声を拾うことができる。早大と東大のチームは音声解析技術を開発。ノイズを除去して人の声らしき音を見つけるリアルタイム音声処理技術と、人の声を強調して声を明瞭化する音声解析技術を開発した。

 音声解析技術は数十秒間、計算時間がかかるが、相手が何と言っているか確認できる。ヘビ型ロボットを進入させながらリアルタイム音声処理で人の声を探し、音声解析技術でけがの状態を確認することが可能になる。
日刊工業新聞2016年6月3日 ロボット面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
人の声がする方を探せばより早く救助することが可能です。逆に要救助者に声掛けができる機能があってもいいかなと思います。

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