福島の工業高校に3Dプリンター寄贈。生徒自ら組み立てる

「やまがたメイカーズネットワーク」が実施

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3Dプリンターを組み立てる小高工高の生徒
 福島県立小高工業高校は、同校仮設実習棟(福島県南相馬市)で「3Dプリンター組み立てワークショップ」を開いた。生徒が自ら組み立てて原理や機構を学ぶことを目的に開き、25人が参加した。基板や配線、本体製作などの作業を分業し、担当教師らの指導のもと5台の3Dプリンターを組み立てた。

 山形県内で同事業を主催する「やまがたメイカーズネットワーク」が復興支援の一環で事業運営のノウハウやCADのプログラムソフトを提供した。福島県では初開催。プリンターの主要部品は県内に本社や事業所を置く竹内精工とオリエンタルモーターが駆動部のリニアガイドや制御モーターなどを提供した。完成したプリンターは同校に寄贈され、生徒が地元の小中学校を対象に出前授業を行うなど地域貢献・交流にも活用される。

 鈴木稔校長は「将来を担う人材に求められる創造力を育む場として最適で、プリンターを持つことで授業の幅も広がった」と、今後の展開に期待を寄せた。

日刊工業新聞2016年5月31日 中小企業・地域経済面

COMMENT

三苫能徳
西部支社
記者

3Dプリンターも価格と性能で選べる幅が広がっていますし、教育委員会が予算を付けて、工業高校に1台ずつくらい配備してよいのではないでしょうか。タブレット端末を配るより費用対効果は高そうな気がします。 以前に九州の工業高校で、鋳型(正確には砂型をつくるための型)を3Dプリンターでつくる実習を見学しました。正式な授業ではなく、産学連携の一貫としての実証実験のようなものでしたが。担当教諭が出来の良さに驚くとともに、「設備としてあれば、やれることが広がる」とおっしゃっていました。

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