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一点物の業務用トランクを消費者向けに改良!あなたは何を詰め込みますか?

軽量化した女性向けも。武田トランク製作所が販売計画
 武田トランク製作所(東京都大田区)の「4Rシリーズ」は、すべての角に丸みをつけたオーダーメードのトランク。デザイン性が高く、本体部分の素材はアルミやカーボンなど用途に応じて選べる。本体とコーナーピースも好きな色を選べる。また金属部品を減らして軽量化した。内装を工夫すれば中身を保護する機能も強化できる。発売から20年がたち、納入先は医療機関から楽器業者まで多岐にわたる。累計販売台数は6万個を超えている。

 トランクの角をとって軽さとデザイン性両方を高めた。1枚の材料をベンダーで曲げ、コーナーピースを付けて作るため金型が不要。手間やコストがかからず1個から、また自由な大きさのものを発注できる。さらに内装や材質を中身に合わせて選択し、自由にカスタマイズできる。

 現在はプラスチック製の「4Rシリーズ」を開発中。さらなる軽量化を図る。「働く女性が増えたため、女性も男性と同じ重さの荷物を持つようになっている。負担を減らすため、軽さと強度を実現した女性向けの4Rシリーズを開発、販売したい」(由良貴臣社長)という。これまで主に企業向けに提供していたトランクを消費者向けに改良して売り出す計画。

日刊工業新聞2015年04月10日 列島ネット面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
こんなトランクを持っているだけで、仕事ができる人に感じるのは、トランクコンプレックスの賜である。

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