川重、航空機エンジン生産にIoT導入。協力会社20社とネットワーク化

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西神工場(兵庫県)
 川崎重工業は2020年までに、民間航空機用ジェットエンジン部品生産にIoT(モノのインターネット)を導入する。西神工場(神戸市西区)の四つの工場棟とチタンやニッケル部品の粗加工を担う約20社の協力会社をネットワーク化。社内外の生産計画や進捗(しんちょく)をリアルタイムに把握するほか、センサーで設備を管理する。工期短縮や設備稼働率の向上につなげる。IoT化で工期・工数を15年度比25%削減する。

 工場棟や協力会社をネットワークでつなぎ、部材・部品の詳細な情報を共有。統一した生産計画のもと、外注を含む生産の全体進捗をフォローする。膨大な生産データを収集・分析すれば、生産変動が生じた際に高精度な検証が可能。国内外を問わず部品の安定供給を実現する。

 工作機械やロボット、搬送設備などの稼働情報は、プログラマブルコントローラー(PLC)などの工場自動化(FA)機器や各種センサーで取得する。設備稼働のムダ分析による稼働率向上や、設備故障の発生を解析することで予防・予知保全につなげる。

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日刊工業新聞2016年5月24日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

西神工場では足元で年間約850台分を生産、2020年には1000台分を見込まれる。英ロールス・ロイスの「トレント1000」と「同XWB」のIPCモジュールの部品点数は約4000点で工期短縮や安定生産につなげる。GEが航空機エンジンのインダストリアルインターネットで大きく先行しているが、日本でもさらにその「つながる」対象を増やしていく必要がある。

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