ウイルス感染、予防は大丈夫? 和光堂やフマキラーなど「虫よけ」製品増産

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和光堂の衣服などに貼り付けて虫よけする「虫きちゃダメ」
 和光堂(東京都渋谷区、林一則社長、03・6303・1251)は、今夏に向け虫よけ製品の増産に乗り出す。2月には世界保健機関(WHO)が、ジカ熱に関する緊急事態を宣言。蚊を介したウイルス感染症に対する予防意識は日本でも強まっている。2016年の販売計画は前年比70%増の5億円を見込む。虫よけ製品についてはフマキラーが売れ筋のスプレー型製品を前年比50%増産、アース製薬も虫よけ製品を含む殺虫剤事業で増収を計画する。

 和光堂は粉ミルクや離乳食などを手がけている。乳児用製品の一つとして、虫よけ製品も販売している。

 虫よけ製品を生産する国内の委託工場の稼働を例年より1カ月早めた。主力の虫よけ製品「虫きちゃダメ」シリーズを1―6月で前年同期比3割増産する計画だ。虫の忌避効果があるユーカリなどの天然植物精油を配合したシールタイプとつり下げタイプを生産する。シールタイプは衣類や身の回りのものに貼り付けて使用する。

 同シリーズの15年の売上高は前年比84%増の約3億円。16年1―3月は前年同期比2倍に伸長するなど、夏を前にすでに需要が拡大している。

 フマキラーも虫よけスプレー「スキンベープミスト」の16年の生産数を前年比50%増の450万本に引き上げる。今シーズンは新製品として、肌が弱い人や子供向けに日本初上陸の成分「イカリジン」配合のスプレーも投入した。

 アース製薬は16年12月期に殺虫剤部門の売上高を前期比4・8%増の551億円を見込む。虫よけ製品の増産については需要を見て検討する。夏期の気温上昇や訪日外国人観光客(インバウンド)の増加などで感染者が日本にウイルスを運び込みやすい環境にある。

日刊工業新聞2016年5月23日 総合1面

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昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

これから子供たちが外に出て遊ぶ機会が増える時期。対策もそろそろ始めていきたいもの。先週末、早くも蚊に刺されてしまいました…

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