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津田工業、フォードから初受注。HV用モーター部品など

津田工業、フォードから初受注。HV用モーター部品など

津田工業の製品群

 津田工業(愛知県刈谷市)は、米フォード・モーター向けにハイブリッド車(HV)のモーターシャフトなどの供給を始めた。ティア2(2次取引先)として東芝に納め、フォードの中型セダン「フュージョン」などに搭載される。津田工業の部品がフォード車に採用されるのは初めて。年間8万4000台分に供給し、今後は同12万6000台分まで拡大する見通しだ。

HVのモーターシャフトとジェネレーター(発電機)シャフトを受注した。既存車種に採用されており、フュージョンのほか、ミニバン「C―MAX」や高級車「リンカーン」のハイブリッドシステムに供給する。生産は米インディアナ州の工場が担う。

 津田工業のモーターシャフトは、トヨタ自動車が2015年12月に発売した新型ハイブリッド車(HV)「プリウス」にも搭載されている。新型プリウスはトヨタが設計改革「TNGA」を採用した第1弾車種。部品共通化につながるTNGAの展開拡大に伴い、小型車から大型車まで搭載が見込め、量産効果が期待できる。
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日刊工業新聞2016年5月23日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
駆動部品やシフトレバーなどを生産する津田工業。トヨタグループ向けの比率が90%以上を占め新規顧客開拓が課題だった。

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