ルネサス、健康医療用の半導体システムを提案
専門部署を設置
ルネサスエレクトロニクスはヘルスケア・医療分野向けに半導体のシステム提案を始める。見守りや健康管理などを主なターゲットに据え、製品を組み合わせて用途提案を行う専門部隊を設置。顧客のシステム開発も支援する。2020年度のヘルスケア分野の売上高を、15年度比約2・5倍の150億円に引き上げる。
具体的な利用シーンを想定してマイコンやアンプなど同社の半導体製品を組み合わせて提案するほか、想定用途を製品開発レベルに落とし込む。専門部署として「ヘルスケアソリューション部」を設置した。
現在、提案しているのが、錠剤を包装シートから押し出す際の力を電力に変え、無線通信で薬を飲んだ時刻を記録するシステムや、皮下の血管を観察して常に心拍数を計るウェアラブル機器など。ノイズ除去技術や超低消費電力技術、微小な力を電力に変換する技術などを強みに、提案事例を増やしていく。
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具体的な利用シーンを想定してマイコンやアンプなど同社の半導体製品を組み合わせて提案するほか、想定用途を製品開発レベルに落とし込む。専門部署として「ヘルスケアソリューション部」を設置した。
現在、提案しているのが、錠剤を包装シートから押し出す際の力を電力に変え、無線通信で薬を飲んだ時刻を記録するシステムや、皮下の血管を観察して常に心拍数を計るウェアラブル機器など。ノイズ除去技術や超低消費電力技術、微小な力を電力に変換する技術などを強みに、提案事例を増やしていく。
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日刊工業新聞2016年5月20日