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大手ゼネコン、3Dモデリング活用拡大 VRと組み合わせも

大手ゼネコン、3Dモデリング活用拡大 VRと組み合わせも

HMDで実物大の建物の状況を確認(大林組)

 大手ゼネコンは建物の設計・施工で、3次元(3D)モデル技術の活用を広げる。大林組は2016年度から、デジタル模型(モックアップ)による建築物の仕上がり確認の導入を拡大。清水建設は建築部材・設備メーカーなどと情報共有し、施工を効率化する。竹中工務店は意匠性に富む複雑な建物で活用例を増やす。3Dモデル技術は建築物の仕上がり精度を高められ、効率化によるコスト削減も見込める。

 大手ゼネコンが活用を広げるのは「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」と呼ばれる技術。コンピューター上に作成した3Dの建物に建材の数量や寸法、材質などの情報をひも付けできる。2次元の図面と比べて視覚的に把握しやすく、複雑な建物の構造で威力を発揮する。設計変更など画面上でさまざまにシミュレーションできる。

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日刊工業新聞2016年5月20日 総合1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
VRはゲーム利用のイメージが強いですが、建築の現場でも着実に広がっています。さまざまなモノづくりの試作段階に活用できそうです。

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